ICソケットのはんだ付けについて
2022年5月21日

オリジナルソケットの具体的な特徴について

オリジナルソケットはICソケットの一種で、使用環境などに合わせた特別な設計になっています。ICソケットは集積回路や大規模集積回路を抜き差しするために使われる検査治具で、各種パッケージやピン配列に対応したものがあります。オリジナルソケットは高性能なので電子機器の開発業務を大幅に効率化できます。改良された電子機器など既存の検査治具が使えない場合にもオリジナルソケットが活躍しています。

スマートフォンやパソコンなど電子機器を製造するには集積回路や大規模集積回路が必要になります。前者はIntegratedCircuitを省略してICと、後者はLargeScaleIntegrationを省略してLSIと呼ばれます。これらはフォトリソグラフィという感光性の物質をパターン状に露光させる技術が採用されています。個々の素子や配線を組み立てることなく大量生産が可能なので、コストが安いというメリットがあります。

ICやLSIにはコンデンサや抵抗、トランジスタなど様々な素子が組み込まれています。最初からパッケージングされているので、新たに論理回路や増幅回路を作る必要がありません。これらを使うとコストを抑えつつ高性能な電子機器を作ることができます。ただし電子機器を製造するにはICやLSIを何度も交換・変更して性能を試す必要があります。

ICソケットを使えば、これらを基板にハンダ付けすることなく抜き差しできるので効率的です。電子機器の性能を試すために使われるICソケットには金型で大量生産された汎用型の他に、カスタムソケットやオリジナルソケットがあります。統一の規格がない電子機器を検査したい場合など、特別に作られたオリジナルソケットが必要とされています。

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