ICソケットのはんだ付けについて
2022年6月12日

ROSAを採用するメリットとは

光回線を通してインターネットを使用するには、ネットワーク装置が必要になります。近年のネットワーク装置には光トランシーバという部品を採用するのが一般的です。光トランシーバには送信・受信モジュールが一体的に組み込まれており、光信号と電気信号を相互に変換する機能があります。従来のネットワーク装置には送信・受信モジュールが別個に組み込まれていたため、小型化や低価格化を図るのが困難でした。

光トランシーバを使えば小型で高性能なネットワーク装置を低価格で提供できます。モジュールとは単体でも特定の機能を発揮する部品の集まりのことです。装置全体を複数の部品で構成する場合と比べて、モジュールを組み合わせると生産性が向上します。異なるメーカーや製品の間で共通のモジュールを使えば、調達先の分散や生産量の増加による低コスト化が可能になります。

光ネットワーク装置に使われる送信モジュールにはCAN型と同軸型、TOSA型と同軸型の4種類が存在します。これらのうちで最もコストパフォーマンスが優れているのがTOSA型です。TOSAとはTransmitterOpticalSubAssemblyのことで、電気信号を光信号に変換する機能があります。この部品は受信モジュールであるROSA、ReceiverOpticalSubAssemblyと一体的に使われます。

TOSAとROSAは複数の部品で構成されており、部分組立品を意味するSubAssemblyと呼ばれています。これらはコネクタを通して直接的にファイバへ接続できるという特徴があります。TOSAとROSAを採用すれば、よりコストパフォーマンスの優れたネットワーク装置を作ることができます。

タグ:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です