ICソケットのはんだ付けについて
2022年6月21日

ROSAとは何の頭文字で意味について

ROSAはレシーバー・オプティカル・サブアセンブリの頭文字で、日本語だと部分組み立て済みの光学受信機という意味になります。ROSAにはフォトダイオードや光学インターフェース、電気インターフェースが組み込まれており、1つのパッケージになっているのが特徴です。これ自体は完成品ではありませんが、大部分が組み立て済みなので、使用に必要な工程は限られます。ROSAは単体では機能しませんし、受信専用なので対となる光学送信機が必要になることから、部分組み立て済み光学送信機のTOSAとセットで使用するのが一般的です。

端的にいえば光通信における変換器で、これらのおかげで高速光通信を利用するサービスが成り立っているわけです。ROSAは基板に対となる光学送信機のTOSAと、送受信回路が乗る構成が基本で、基板には更に接点が設けられており、機器に取り付けるとこれらを介して通信が行われるようになります。今や100Gbps通信が当たり前の時代ですが、1Gbpsや10Gbpsが主流だった時代と比べて、デバイスに求められる性能や信頼性が高くなっています。ROSAがある程度組み立て済みなのは、この信頼性を確保するのが目的の1つで、トラブルなく使用できるようにする為です。

製品の不具合はメーカーにとっての損失となりますが、現場における時間のロスにも繋がるので、トラブルを発生させない信頼性が重要です。それだけに、部分組み立て済みの状態で出荷されるのは合理的ですし、現場も安心して使用することができます。

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