ICソケットのはんだ付けについて
2022年7月18日

TOSAは高性能すぎてもいけない

光ファイバーのデータ転送を行う上では、TOSAはその性能を左右するものと言っても過言ではありません。デジタルデータを光データに変換する速度が速ければ速いほど、データ転送速度が高くなると思われがちです。しかし、TOSAの性能を高めすぎても様々なトラブルが発生する可能性が高くなることを、認識しておくことも大切です。光ファイバー伝送路はその部分だけを見ればデータを高速で転送することができるため、その性能を最大限に引き出したいと考えるものですが、実際にはシステム間に挿入しそのデータ転送を行うための経路であることを意識することが重要です。

そのためその部分だけが高速であっても、周辺のデジタルシステムの動作がこれに追従できなければその効果を発揮することができません。むしろ伝送路においてデータの送信が間に合わないアンダーランの現象が発生し、通信ができなくなってしまうと言う恐れも高まるので注意が必要です。TOSAの性能が高すぎると、アンダーランを発生しやすくなります。そのため、TOSAを選ぶ際にはシステム全体の処理速度に合わせてバランスを保って選ぶことが重要です。

これを適切に行うことでシステム全体が安定し、またそれぞれの性能を最大限に引き出すことが可能となるため、これを意識してその性能を設定することが重要なポイントとなっています。TOSAは近年ではより高速で高性能のものが数多く登場していますが、これに惑わされずにシステムの性能を十分に意識し、最適なものを選ぶことが重要なポイントです。

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