ICソケットのはんだ付けについて
2022年8月6日

カスタムソケットは簡単に利用できる

カスタムソケットは自分で設計を行わなければならないと思っている人も多いのですが、実は汎用ソケットから簡単に作ることができるため、これを利用していると言うケースが少なくありません。またこれを利用することで様々な条件を満たすことができ、製造コストを大幅に削減することにもつながります。集積回路を設計する場合には、一般的には必要の機能を全て網羅するところに設計の注意が集中しがちですが、実際には男子配列や端子の形状等も十分に意識しなければなりません。その理由はプリント基板に実装する際に前例のない特殊な端子の形状の場合、新たにデータを作成しなければならず膨大なコストが発生するためです。

プリント基板は集積回路を動作させるために様々な端子を印刷することが特徴となっていますが、その印刷パターンはあらかじめデータ化されておりその中から適合するものを選んでデータ化する仕組みとなっています。既にデータが存在する配列であれば余分なコストがかからずにスムーズに作成することができるのですが、これは特殊な配列の場合には新たにデータを作成することが必要となり、そのために時間とコストを費やすことになります。これは非常に膨大な費用となるため、その分製品の価格に転嫁されその価格が上昇する要因となるため注意が必要です。カスタムソケットに汎用ソケットが利用することができる形状を意識することで、プリント基板の製造コストも圧縮することができます。

カスタムソケットの形状に配慮する事は、総合的なコストダウンにつながることを十分に意識して設計を行うことが重要です。

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