ICソケットのはんだ付けについて
2022年9月12日

検査品質を一定にするなら検査治具が必須

モノづくりの中では、最終工程として全数検査が行われることが多いのですが、全数検査を行わない場合はエビデンスで不良率が限りなくゼロである、工程内での不具合がなくて一定品質の製品を作り出せる仕組みがあるなどごく一部であり、大半の場合が全数検査が欠かせません。検査を行う目的は不良品を流出させないなどになるわけですが、これと同時に検査で不良品をはじくことはその不要の原因を探り再発防止に役立てるとても重要な工程になります。しかし、全数検査などの工数はモノづくりの中では利益になるものではないので、経営陣からすると検査をせずにそのまま納品できた方が工数が掛かりませんし人件費も掛からないメリットがあるわけです。生産数が多い部品になると作業者が多く必要になるけれども、作業者が増えると力量も様々なので早くできる人とできない人、限られた時間内で不良品を見つけることができる人と見つけることができない人など、差が発生しやすくなります。

検査治具は、力量の差をなくすことができる画期的なツールで、どのような作業者が検査を実施しても検査治具を使えば同じ結果になる、検査品質を一定に保つことができるメリットに繋がって来ます。ちなみに、ベテランの検査員の場合でも体調が悪いときや残業などで不良品をはじけないこともありますが、検査治具を使うことで疲れなどで不良品を見つけられないなどのトラブルを防止できる、このようなメリットもあります。

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