ICソケットのはんだ付けについて
2022年8月21日

オリジナルソケットを検査治具に応用してコスト削減

近年では電子機器を小型集積化することが多くなっており、そのためにその動作を司るプリント基板も小さなものとすることが求められるようになっています。その反面必要となる動作は複雑となっているため、従来の回路構成ではこの条件を満足することができず、独自の集積回路を制作しなければならないことも少なくありません。オリジナルソケットはこの集積回路の初期の動作確認のために必要不可欠なものです。オリジナルソケットを制作するためには膨大なコストがかかるため、製品の価格を安くするためには様々な費用を削減しコストダウンを行う必要があります。

ここで考慮したいのが、オリジナルソケットを利用して検査治具とすることで、検査の確実性とその経費の削減を行う方法です。製造が完了した電子機器を出荷する前には、その動作確認を確実に行わなければなりません。しかし特に小型集積化された電子機器の場合にはこれを確認することが難しく、様々な検査治具を使用しないとその動作が正常に行われているかをチェックすることができない場合も多いものです。一般的にはそのために専用の検査治具を制作するのですが、そのためのコストも大大となる可能性があるため、十分にその費用対効果を考慮しなければなりません。

設計者が制作したオリジナルソケットを検査治具に利用することができれば、検査部門での大幅なコストダウンにつながります。同時に確実な検査を行うことができるため、製品の品質も高まることになり、売り上げを高めことも期待できるものとなるのがポイントです。

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