ICソケットのはんだ付けについて
2022年9月9日

検査治具は検査工数を削減できるメリットもある

正方形の板状の金具に10個の穴が開いている、穴位置は10mm感覚で横一列で上から20mmの位置に中心が来る、このような部品を検査するとき、傷や汚れなどの外観検査に加えて10の穴と上からの位置および10mm間隔などのを確認しなければばらないとき検査治具があると短時間で合否判定ができます。仮に、検査治具がない場合は10個の穴を数えてから、ノギスを使って上から20mmの位置に各穴の中心が来ていることを確認する、さらに10mm間隔になっていることもノギスで確認することになります。この作業は10個程度ならやっても良いけれども、1日に1、000個や2、000個などの数を検査しなければならないとなったら、誰もがその作業をするのが面倒になります。検査治具の場合は、製品を治具に取り付けるだけで3つの検査ポイントを短時間で確認して合否判定ができます。

この場合の治具は、10mm間隔で10個のピンが立っているものを制作する、ピン位置は上から20mmが中心になるようにして正方形の製品をセットするだけで目視での検査が完了する、このような治具があれば1日1、000個や2、000個など見なければならない場合でもそれほど面倒になることはありませんし、1個当たりの検査工数が大幅に削減できるわけですから検査工数自体も減ります。ちなみに、検査工数はお客さんに対して請求することができない、自社独自で行う作業になるのでなるべく工数を削減することが重要です。

タグ:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です