ICソケットのはんだ付けについて
2022年8月9日

検査治具に最適なオリジナルソケットについて

プリント基板に電子部品を実装し終えた後は、通電検査を実施して検査に合格したものだけを組付けるやり方で行うモノづくりの現場は多いといえます。通電検査は検査治具を用いて行われるのが一般的で、プリント基板を検査治具にセットしてプログラムを起動させることで合否判定ができます。そのため、通電検査はスキルに関係なくすべての検査員が行うことができる仕事であり、これを可能にするのがオリジナルソケットや検査治具になるわけです。オリジナルソケットは、治具と実装済みのプリント基板を接続するためのハーネス部分でシャーシに組み込んだ状態で通電検査を行うことができるメリットがあります。

一般的には、電子部品を実装してから基板単体で通電検査を行うことになるのですが、他のプリント基板の電子回路との整合性を確認するためシャーシに組み立てた状態でチェックするときにオリジナルソケットが役立つ存在になります。電子回路の検査用治具は、自社開発することもあるけれども他の会社に治具制作を依頼するケースもありまし、このような会社は色々なハーネスやソケットなどオリジナル品を得意にしているため、自社では開発が難しいオリジナルソケットの製造も可能にします。また、治具とプリント基板を接続するハーネスなどの設計も得意にしているので、電子機器製造メーカーの中には通電検査などに活用する検査治具やセットに組み込まれているカードの検査を可能にするオリジナルソケットなどを専門企業に依頼するケースが多いようです。

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