ICソケットのはんだ付けについて
2022年6月15日

ROSAは光トランシーバの部品です

光回線を通してインターネットを快適に使うためには、高性能な光通信ネットワーク装置が必要になります。この装置には送信・受信モジュールが組み込まれており、電気信号と光信号を相互に変換できます。モジュールとは単体でも特定の機能を発揮する部品の集まりのことです。全体を個別の部品で構成するのではなく、モジュール単位で設計や製造を行うと生産性が向上します。

送信・受信モジュールを一体的に組み込めば、装置の小型化や高性能化を図ることができます。異なる製品やメーカーで共通のモジュールを使うと、生産規模を拡大してコストを削減したり調達先を分散することが可能になります。モジュール単位である程度の改良や入れ替えができるため、全体の再設計や買い替えを行うことなく一部分の変更が可能です。他のモジュールと関連する部分の仕様や外部とのインターフェースなどは、規定されたものを使用します。

設計の自由度は全体を個別の部品で構成する場合より低くなるものの、製品の生産性と品質を向上させることができます。ネットワーク装置には、送信・受信モジュールを一体的に組み込んだ光トランシーバという部品が使われています。光トランシーバに使われる送信モジュールの一種がTOSA、TransmitterOpticalSubAssemblyです。この部品は受信モジュールであるROSA、ReceiverOpticalSubAssemblyと一体的に使われています。

TOSAやROSAは複数の部品で構成されているため部分組立品を意味するSubAssemblyと呼ばれます。光トランシーバには他にもCAN型や同軸型、バタフライ型が使われることがありますがTOSA型が最もコストパフォーマンスが優れています。低コストで安定した光通信を行うためにTOSAとROSAは不可欠な存在です。

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