ICソケットのはんだ付けについて
2022年7月24日

TOSAを採用する具体的なメリットとは

TOSAとはTransmitterOpticalSubAssemblyのことで、光トランシーバに使われる送信モジュールです。この部品は受信モジュールであるROSA、ReceiverOpticalSubAssemblyと一体的に使われています。光トランシーバは送信・受信モジュールが一体化された部品で、光信号と電気信号を相互の変換する機能があります。この部品に使われる送信モジュールには他にもCAN型や同軸型、バタフライ型が存在します。

CAN型と同軸型はコストが安いものの性能も低く、バタフライ型は高性能ですが高価です。光回線を通してデータの送受信を行うためには、ネットワーク装置を使い光信号と電気信号を相互に変換しなければなりません。以前のネットワーク装置には送信・受信モジュールが別個に組み込まれていました。これらの部品を別個に組み込むと装置が大型化して価格も高くなってしまいます。

インターネットが普及して、多くの人びとがより低価格で安定した高速通信を求めるようになりました。装置の低価格化や小型化、高性能化を図るために使われるようになった部品が光トランシーバです。TOSAとROSAは、他のタイプの送信・受信モジュールよりもコストパフォーマンスが優れています。これらの部品を採用すると低価格で高性能な光トランシーバを作ることができます。

市場の需要を満たすためには、たんに高性能なだけでなくコスト面も考慮しなければなりません。これらはバタフライ型と比べると性能が劣るものの、コストを抑えつつCAN型や同軸型よりも優れた光トランシーバを作ることが可能です。TOSAとROSAを光トランシーバに採用すれば、コストを抑えて高性能なネットワーク装置を作ることができます。より低価格で高性能なネットワーク装置を求める消費者の声に応えるため、TOSAが広く採用されています。

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